CEFR基準の子ども向け英語教材5選
英語は世界の共通語として今や欠かせないものとなっています。
しかし日本人の中には英語に対して苦手意識を持つ人の割合が多いという現状があります。
それには文法の違いが大きく関係しています。私たちが使用している日本語は外国語と違い独特の文法のために苦労してしまうのです。
では、英語を得意としている人たちはどのように学んだのでしょうか。海外生活を経験しているひとと、私たちとの違いは何でしょうか。
それはなんといっても英語に触れる機会です。毎日の生活が英語であふれていたら、日本語を覚えるように英語も自然に覚えて話せるようになるでしょう。
英語に触れる機会はできるだけ早い段階、なんでも覚える小さな子どものころからが望ましいといわれています。
言語習得に関する国際基準「CEFR」
「CEFR(セファール)」を知っているでしょうか?「Common European Framework of Reference for Languages」の頭文字を取ったもので、日本語訳すると「ヨーロッパ言語共通参照枠」。
簡単にいうと、言語の習得状況、運用能力を評価するために考案された外国語全般に共通する国際的なガイドラインのことです。ガイドラインなので外国語の運用能力がどれだけあるかを判断するものであり、試験などは一切ありません。
一方でTOEICは日常生活やグローバルビジネスにおける英語の力を測定するための世界共通のテスト。聞く、読む、話す、書く、の4技能全ての英語コミュニケーション能力がわかります。
またTOEFLは英語を母語としない人々の英語能力を測るテストとされています。TOEFLは、米国やカナダの大学・大学院に入学して学ぶにあたり、必要な英語力があるかどうかを見極めることを目的としています。そのためテスト内容は非常に学術的なものとなっています。
TOEICやTOEFLがあるように、他にも日本独自の英検など様々な種類の試験やテストがあります。しかし、それぞれに目的としているものが違うテストであるために統一性がないことが問題でした。それを国際的なガイドラインで誰でもわかる評価の基準として定めたものがCEFRというわけです。
CEFRは以下の大きな4つのポイントを重視して作られました。
- ● 英語だけでなく外国語すべてに共通する判断基準
- ● 同じ判断基準内で、同一人物の異なる言語能力を比較可能
- ● 外国語に対する知識ではなく、どれくらい使いこなせるのかという基準による判断ができる
- ● 学習している本人が今の自身の能力を判断できる
CEFRのレベル分けについて
CEFRは外国語の習得レベルをA:基礎段階、B:自立段階、C:熟達段階の3段階に分け、さらにその中で2段階に分けられたレベル分けがあります。
そのレベルによって、自身がいまどれくらいの英語力をもっているのかを判断することができます。
文部科学省の各資格・検定試験とCEFRとの対照表では下記のように記されています。
A1:学習を始めたばかりの者・初学者
よく使われる日常的表現と言い回しは理解し、用いることもできる。
自分や他人を紹介することができ、住んでいる場所か、誰と知り合いか、持ち物、個人的情報について、質問または答えることができる。
相手がゆっくり、はっきりと話して、助け舟を出してくれるなら簡単なやり取りをすることができる。
A2:学習を継続中の者・初級者
ごく基本的な個人的情報や家族情報、買い物、近所、仕事など、直接関係がある範囲に関して、よく使われる文や表現を理解できる。
背景や身の回りの状況、必要性のある事がらを簡単な言葉で説明できる。
簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事がらについての情報交換に対応できる。
B1:習得しつつある者・中級者
仕事、学校、娯楽、で普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば主要点を理解できる。
旅行中に起こりがちな事態に対処できる。経験、出来事、夢、希望、野心を説明し、意見や計画の理由、説明を短く述べることができる。
B2:実務に対応できる者・準上級者
自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的かつ具体的な話題の複雑なテクストの主要な内容を理解できる。
緊張しないで母語話者とやり取りができるくらい流暢かつ自然である。
C1:優れた言語運用能力を有する者・上級者
言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。
複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細なテクストを作ることができる。
テクストを構成する文句や接続表現の用法をマスターしていることがうかがえる。
C2:母語話者と遜色のない熟練者
聞いたり、読んだりしたほぼ全てのものを容易に理解することができる。
自然に、流暢かつ正確に自己表現ができ、非常に複雑な状況でも細かい意味の違い、区別を表現できる。
CEFR基準の子ども英語教材
近年、日本国内でも学校や英検などの各機関でCEFRの基準に合わせた対応が加速してきています。
そして2020年の大学入試からはCEFRを基準とした結果を採用することになっています。
これからの英語の学習にCEFRは切っても切り離せない存在となります。
子どものうちからCEFRを意識した英語教材を使用することがおすすめです。
super minds
生徒のポテンシャルを最大限引き出すよう、名だたる著者チームによって入念作られた教材。ロールプレイやプロジェクトを通じて英語力を高めます。
face2face
コミュニカティブアプローチに基づく指導法を取り入れた英語学習用教材。語彙と文法を実践的なコミュニケーションスキルに昇華し、生徒が実際の生活場面で意思疎通を図ることができるように配慮されています。
EVOLVE
スピーキングに重点を置いて作られた6レベルのコースブック。言語教育の専門家の所見と学習者の意見をもとに、最も効率的に英語を上達させることに主眼をおいた教材です。
Let’s Go
オックスフォード大学出版のLet’s Go シリーズは就園前の幼児から小学校高学年、中学生までの幅広い年齢層の子どもが対象です。非英語圏で英語を学ぶ子どもたちが、聞く、話す、読む、書くをバランスよく学べるようCEFRの基準でつくられています。自分たちで実際にコニュミケーションできるようになるためのテキストです。
Oxford Reading Tree
イギリスでは教科書や副読本としてつかわれている学習用絵本シリーズで、全部で200話程度あります。こちらの絵本には全て音声がついているため、聞く力に優れている子どもは自然な英語を耳から学ぶことができます。
まとめ
これからのスタンダードであるCEFR基準で学べる子ども向け英語教材の紹介をしました。
小学校では英語が授業として本格的に取り入れられてきています。
小さなころから英語に触れて楽しく学ぶことは、外国語に対する抵抗感をなくします。
たくさんの機会を与えてあげましょう!