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いつも、感謝の気持ちを胸に。チアリーダー大西真菜美さんがアメリカで夢を掴むまでの軌跡

いつも、感謝の気持ちを胸に。チアリーダー大西真菜美さんがアメリカで夢を掴むまでの軌跡

グローバル化が進む現代、日本でも小学校から英語が必修科目となりました。
学校の授業では文法や日常会話をひと通り学べますが、社会人になってからの「キャリアアップ」や「夢の実現」のために英語を学びたいという方も増えています。

キュリアスワールドでは、そんな皆さまの夢を応援するべく、小学生~大学生・社会人向けプログラム「となりの英会話」をご用意しています。

今回は実際に「となりの英会話」で実践的な英語を習得したチアリーダーの大西真菜美さんにインタビュー。
アメリカでチアリーダーになるという夢を叶えるまでのお話と共に、プログラムを利用した感想をお伺いしました。
 

【プロフィール】

NBA Atlanta Hawks Dancers所属
大西真菜美さん

コロナも、言葉の壁も、前に進む力に変えて。逆境を乗り越えて掴んだ“いつか”の夢

チアの本場であるアメリカのチアチームへの挑戦は、世界各国のチアダンサーたちにとって大きな目標です。その夢を見事実現し、現在アメリカのアトランタにあるNBAチアチームに所属されている大西真菜美さん。

一見、順風満帆の人生を歩んで来られたように見える大西さんですが、その裏には絶え間ない努力や強いチアへの思いがありました。

チアリーディングに没頭した学生時代

3歳からクラシックバレエ、さらに小学校5年生からはヒップホップダンスも習い始め、幼少期からダンスが大好きな女の子だったのだとか。

大西さん:「チアとの出会いは、進路を考えていた中学3年生の頃でした。母の知人の娘さんが箕面自由学園高等学校チアリーディング部“GOLDEN BEARS”に所属されていると聞いて、見学に行ってみたのがきっかけです。初めて見たチアリーディングの演技に、すっかり魅了されてしまいました」

その後、チアリーディングの強豪校である箕面自由学園高等学校に入学。全く未経験だったチアリーディングの道へと飛び込みます。
何事にも全力を尽くす強い気持ちと努力が実を結び、3年生では70人ものチア部員をまとめるキャプテンを務めるまでに。毎年優勝が期待されるプレッシャーのなか見事王者の座を守り抜き、日本一に輝きました。

大西さん:「箕面自由学園での生活があったからこそ、今の自分があります。毎日本気でチアリーディングと向き合った経験が、自分の限界を引き上げてくれたんだと思います。そして、愛情をもって叱咤激励してくれる監督と、笑いも涙も共有した仲間との出会いはかけがいのないものでした」

高校卒業後は、技の難易度やバリエーションが増える「男女混成チーム」に挑戦したいという思いから、立命館大学に進学。
応援団を兼任するチアリーダー部に所属するなか、大学4回生ではチアリーディング世界選手権大会の日本選抜メンバーに選出されます。日本代表キャプテンとしてチームを牽引し、見事世界一位に輝きました。

チアから離れることで気付いた「踊りへの情熱」

チア漬けの毎日を過ごしてきた大西さんですが、卒業後は一般企業に就職。入社から1年ほど経った頃、チアへの想いがどんどん強くなっていくのを感じていました。

大西さん:「やはり自分の生活にはチアが欠かせないと気付き、Jリーグのガンバ大阪専属チアダンスチームに入団しました。社会人チアのレベルについていけるように色々なチームの演技動画を観て勉強していたんですが、そのなかで海外のチアもよく観るようになったんです」

その頃から「いつか自分もNFL(アメリカンフットボール)のチアチームで演技がしたい」という想いが芽生えます。NFLと言えば、世界最高峰のチアチーム。オーディションには世界各国からチアリーダーが集まり、倍率は10倍以上とも言われています。

このまま日本で今の生活を続けるか、渡米して夢を追うのか……そんな迷いのなか、気持ちが固まるきっかけがありました。

大西さん:「NFL経験者の先輩とお会いする機会があって、いつか自分もNFLに挑戦したいというお話をしたんです。そうしたら、『いつかって、いつなの?』と言われ……不安要素だったお金の面や語学力、チアのスキルなども『そんなのどうにかなる!』と後押ししていただいたんです。具体的なアドバイスもたくさんしてくださったので、そこで心が決まって。もう次の日の朝には会社に退職の意思を伝えていました」

逆境と挫折を経験したNFLへの挑戦から、新たなステージへ

2020年2月、いよいよNFLチアチームの練習に参加するためにアメリカのインディアナ州へ。

大西さん:「現地に行ってみて最初につまずいたのはやはり言葉でした。自分なりに勉強はしていたものの、レッスンのディレクターがオーディションの詳細について話していることも全く聞き取れず……。そのときは一緒にレッスンを受けていた方に助けてもらいましたが、まずは英語の上達が課題であることを再認識しました」

アメリカでの最初の練習期間はレッスンでの会話を録音し、あとから友人に文字起こししてもらったものを日本語訳にして、なんとか理解して乗り切っていたのだとか。

苦労の甲斐あって、オーディションは最終選考へと通過。しかし、新型コロナウイルスの流行で帰国を余儀なくされてしまいます。
異例のオンライン開催となった最終オーディションでは、残念ながら合格には至りませんでした。

その後は、Bリーグの滋賀レイクスターズ レイクスチアリーダーズとして活動。チアと仕事を両立しながら英語の勉強やクラウドファンディングなども行い、渡米への気持ちを切らさずに準備を重ねました。
この時期に英語学習のひとつとして取り入れてくださったのが、キュアリアスワールドの「となりの英会話」でした。

「今、自分に必要な英語」に特化した学習方法で、英会話力に自信

一度目の渡米で英語の必要性を痛感し、2021年2月から「みんなの英会話」の利用を開始。以来、現在までレッスンを継続されています。
以前にもオンライン形式の英語レッスンの経験はあったそうですが、キュリアスワールドのプログラムならではのメリットがあったのだとか。

大西さん:「今までの英語学習は、教材を使って総合的に英語を学んでいました。キュリアスワールドでも教材は使用しますが、2コマ授業のうち1コマはインタビューの回答だったり、自分が考えた文章を添削してもらったり。私にとって『今必要な英語』を吸収している感じです。あとは、いつも決まった先生が授業をしてくれるので、自分の現状を把握してくれているのもありがたいですね」

一人ひとりに合わせたレッスンや担任制といった、キュリアスワールドならではのプログラムが大西さんの学習方法に合っていたようです。レッスンを重ねるうちに英語の上達を実感し、英語でのコミュニケーションにも自信が持てるようになったと言います。

大西さん:「最初のうちは全く聞き取れませんでしたが、次第に聞き返す回数が少なくなってきました。スムーズに会話ができるようになると、フリートークの時間がとても楽しくなりましたね。アメリカでの生活でたまに感じる寂しさも紛らわせてくれました」

そして2021年4月に再度渡米し、州を移動しながらNFLチームの3チームを受験。最終選考までいくものの、結果は厳しいものになってしまいましたが、大西さんは常に前を向いていました。

大西さん:「NFLにこだわっていた当初は、日本への帰国も考えました。でも同じ経験をしてきた先輩からのアドバイスや新たな出会いもあり、NBAのダンスチームのオーディションを受けてみることにしたんです。そこで晴れて合格となり、NBAチアの一員になることができました。やっとスタートラインに立てたので、皆さんの前で最高のパフォーマンスを見せられるようにこれからも努力し続けます!」

チアに青春を捧げる仲間たちのために、自分ができること

渡米を決心してから、チアの練習はもちろん時間を捻出しての英語学習や資金繰りにも尽力された大西さん。夢が実現した今、新たな目標について聞いてみました。

大西さん:「チアリーディングは体力の消耗が激しいので、社会人になったら辞めてしまう人が多いのが実情です。だから、チアダンスに転向した私がNBAチアでの活動を発信することで、チアリーディングをやっている学生たちが『あの人がやってるなら自分もできるかも』と思ってくれたら嬉しいです」

同時に、日本人チアリーダーにとって問題となるビザや生活資金についても言及。

大西さん:「アメリカにおいてNFL・NBAのチアリーダーは、本業とボランティアを含むチア活動を両立させるロールモデル(社会のお手本)。つまり、チアはあくまでも副業で、チアリーダーたちは他の仕事で生計を立てているんです。

でも日本人チアリーダーは『O-1ビザ』という特殊なビザで滞在しているので、アメリカ国内ではダンス分野でしか就労できません。できる仕事がかなり限られてしまうので、例えばフルリモートでの就労を認めてくれる日本の会社に就職するなどの方法を模索中です。私が何かしら前例を作ることで、日本のチアリーダーたちがNFLやNBAに挑戦するハードルを下げられたらいいなと思っています」

飛び込んだからこそ見えた、夢へとつながる道

最後に、これから英語習得を始める人へのメッセージを伺いました。

大西さん:「キュリアスワールドでの学びは、私の夢への道を大きく切り拓いてくれました」

挑戦してみて分かったのは、『必死で取り組めばどうにかなる』ということ。

大西さん:「思い切って飛び込んで、諦めるという選択肢がないところまできたら、思っていた以上のパワーが発揮できたんです。勇気をふり絞った先には道が広がっていると信じているので、どうしても叶えたい夢がある人にはぜひ飛び込んでほしいです。とは言え、私がここまでやってくることができたのは周りの人たちが支えてくれたおかげです。これからは自分にできることを考えて、恩返ししていきたいですね」

今回のインタビューを通し、「感謝」の気持ちを多く語ってくれた大西さん。

高校時代の恩師をはじめ、チームメイト、チアとの両立を理解してくれた上司や同僚、夢を後押ししてくれた先輩、ホストファミリー、空港で電話をくれた友達、現地で英語のサポートをしてくれた友達、スカウトしてくれた滋賀レイクスターズ レイクスチアリーダーズのディレクター、クラウドファンディングのサポーター、そして応援してくれるすべての人たち……。ここでは書ききれないほど、サポートしてくれた方がたくさんいらっしゃいます。

しかしそれは、人を元気づける魅力を持ち合わせ、努力を惜しまない大西さんの人徳なのだと感じました。
大西さんのこれからのご活躍を楽しみにしています!